本記事の目的

私たちエンジニアは、割り振られた作業で手いっぱいの中、不測の事態には調査も即座に行えなければなりません。
また、他人に教授を仰ぎたい時、IDEの操作が遅いゆえに時間を無碍に奪ってしまう問題もあるのです。

そこで本記事では、Eclipseの操作を倍速化することでコーディングの速度と操作の向上を目指します。

ECLIPSEの操作を効率化する

ECLIPSEのショートカットキーを使いながら学びましょう。

1. Javaプロジェクトを作成

プロジェクト「操作練習」を作成します。

Ctrl + N

新規作成ウィザード
プロジェクトと同じ要領でMainクラスも作成します。
Mainクラス

2. 予測からコードを補完

エントリーポイントであるpublic static void main(String[] args)を予測候補から補完します。

Ctrl + Space

mainまで入力してCtrl + Spaceで”main”から予測される定型文やクラス、メソッド候補を補完することが出来ます。
予測表示

3. ファイル内検索

表示中のファイル内から特定の文字列を検索できます

Ctrl + F

ファイル内検索
置換処理もできます。
置換処理

4. 自動インポート

コーディングしたクラスからパッケージを予測して自動でインポートを補完します。

Ctrl + Shift + O

5. フォーマット

インデントや改行を自動で訂正します。

Ctrl + Shift + F

6. ブロックの開始・終了に移動

ブロックの開始・終了行にジャンプします。

Ctrl + Shift + P

7. メソッドの宣言部に移動

フォーカス行のメソッドの宣言部にジャンプします

Ctrl + Shift + ↑

8. 呼び出し先に移動

フォーカス中のクラスやメソッド、変数の呼び出し箇所にジャンプします

F3

9. 前回いた場所に移動

前回までにいた場所に戻ります。

Alt + ←

10. 現在地点より未来にいた場所に進む

Alt + ←で戻った地点を現在地点として、未来にいた場所にジャンプします。

Alt + →

11. 呼び出し元を検索

フォーカス中のクラスやメソッドが呼び出されている箇所を検索します。
呼び出し元検索

Ctrl + Alt + H

検索結果から選択することでもびだし元に移動もできます。

12. シグネチャを確認

フォーカス中のクラスやメソッド、変数の情報を確認します。

F2

13. ファイル検索

ワークスペース内のファイルを検索します。

Ctrl + Shift + R

ファイル検索

14. クラス検索

プロジェクト内のクラスを検索します。

Ctrl + Shift + T

クラス検索
ファイル検索との違いは、クラス検索はクラスファイルも検索対象になる点です。
これにより、jarなどのライブラリの検索も行えます。

15. コメントアウト

フォーカス行をコメントアウトします。
Ctrl + /

16. Javaドキュメントを作成

複数行や見出しに使用するコメントアウトを作成します。
/** + Enter
JavaDoc作成
Alt + Shift + Jでも作成できますが、Eclipseに限り可能な操作のようです。

17. 行削除

フォーカス行を削除します
Ctrl + D

18. ヒントを表示

エラーや警告が出ている行に対して、解決のヒントを表示します。
Ctrl + 1
ヒント

19. ブレークポイントを配置

デバッグで処理を停止させるブレークポイントを配置します
Ctrl + shift + B

20. プロジェクトの更新

プロジェクトのファイルを再読み込みし、最新化します。
F5

21. ビルド

プロジェクトをビルド(コンパイル)します
Ctrl + B