はじめに

  • Excel VBAで作業を自動化するまでの手順を解説します。
  • 「全シートCtrl + Home」をするとExcelでファイルを開いた人が少し見やすくなります。

Exce VBAを使用するための準備

  1. Excelのブックで開発を有効にする
    ※ 「ファイル」タブ→「オプション」→「リボンのユーザー設定」から有効にできる

  2. Alt + F11でVBAを開く

  3. ツールのオプションで、「自動構文チェック」を外し、「変数の宣言を強制する」をチェック

  4. 挿入から標準モジュールを追加

  5. 標準モジュールに以下を記述

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    Sub ctrlHome()

    End Sub

    ※End Subは「sub ctrlHome」と打ってEnterを押せば補完される

Ctrl + Homeを実現する

  1. Ctrl + Homeを実現する方法を調べる
    ※今回はまずExcelの機能を使って調べる

  2. 開発タブで「マクロの記録」を選択、必要事項を記入

  3. ブックに戻り、新しいシートを作成し、開いておく

  4. Ctrl + HomeとCtrl + pg upを手作業で行う

  5. 開発タブで「記録終了」を選択

  6. VBAに戻り、記録されたコードを確認

  7. 手順10を参考にCtrl + Homeを実行するコードを手順5で記述したSubの中に書く
    ※ 最後に先頭のシートに戻る処理も書くと便利

  8. F8でステップ実行（動作確認）

  9. 手順10とネット検索を頼りに全シートで手順11を実行するためのコードを書く

  • 例
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    Option Explicit

    Sub ctrlHome()

        Dim i As Integer

        For i = 1 To Sheets.Count
            Sheets(i).Select
            Range("A1").Select
        Next
        
        Sheets(1).Select
        
    End Sub
  • 各記述の簡単な説明

Option Explict
変数宣言の必須化（変数定義忘れを防ぐ）

Dim i As Integer
変数iをInteger型で宣言する

For i = 1 To Sheets.Count
Next
最後のシートまで繰り返す

Sheets(1).Select
最初のシートを選択する

  1. F8でステップ実行（動作確認）、問題なければF5で実行

  2. ブックに戻り、「名前をつけて保存」からマクロ有効ブックを選択し、保存

最後に

  • シンプルな記述でCtrl + Homeの自動化ができます。
  • 同様の手順で様々な操作が自動化できます。