はじめに
- Excel VBAで作業を自動化するまでの手順を解説します。
- 「全シートCtrl + Home」をするとExcelでファイルを開いた人が少し見やすくなります。
Exce VBAを使用するための準備
Excelのブックで開発を有効にする
※ 「ファイル」タブ→「オプション」→「リボンのユーザー設定」から有効にできるAlt + F11でVBAを開く
ツールのオプションで、「自動構文チェック」を外し、「変数の宣言を強制する」をチェック
挿入から標準モジュールを追加
標準モジュールに以下を記述
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3Sub ctrlHome()
End Sub※End Subは「sub ctrlHome」と打ってEnterを押せば補完される
Ctrl + Homeを実現する
Ctrl + Homeを実現する方法を調べる
※今回はまずExcelの機能を使って調べる開発タブで「マクロの記録」を選択、必要事項を記入
ブックに戻り、新しいシートを作成し、開いておく
Ctrl + HomeとCtrl + pg upを手作業で行う
開発タブで「記録終了」を選択
VBAに戻り、記録されたコードを確認
手順10を参考にCtrl + Homeを実行するコードを手順5で記述したSubの中に書く
※ 最後に先頭のシートに戻る処理も書くと便利F8でステップ実行(動作確認)
手順10とネット検索を頼りに全シートで手順11を実行するためのコードを書く
- 例
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14Option Explicit
Sub ctrlHome()
Dim i As Integer
For i = 1 To Sheets.Count
Sheets(i).Select
Range("A1").Select
Next
Sheets(1).Select
End Sub - 各記述の簡単な説明
Option Explict
変数宣言の必須化(変数定義忘れを防ぐ)
Dim i As Integer
変数iをInteger型で宣言する
For i = 1 To Sheets.Count
Next
最後のシートまで繰り返す
Sheets(1).Select
最初のシートを選択する
F8でステップ実行(動作確認)、問題なければF5で実行
ブックに戻り、「名前をつけて保存」からマクロ有効ブックを選択し、保存
最後に
- シンプルな記述でCtrl + Homeの自動化ができます。
- 同様の手順で様々な操作が自動化できます。